2011年 09月 05日
inception |
監督:Christopher Nolan
製作:2010
評価:★★★★★!!
Inception------<植え付け>
人の潜在意識にan ideaを植え付けること。それをやっちゃう映画。
感想から言うと、めちゃくちゃおもしろかった。
ドキドキした。心臓が高鳴ってた。設定も過程もオチもメッセージ性も映像もキャストもよかった。
確かに、ちょっと難しいかも。最初???ってなったし、お菓子の袋開けてコーヒーに手を伸ばしている間に、置いてけぼりになってしまうほど。目を見開いておく必要あり。しかし、心配しなくてもそうさせてくれる。逆に言えば、ちゃんと見れば、親切な説明さすし、大丈夫。
こっからは映画の核心部分だけど、最後の、駒の行方だよね。
結局夢なのか現実なのか、これは色んな意見がある。それを裏付けるようなシーンも確かにある。
それほど綿密に構成されてある映画なんだろうと思う。
確かに気になるところだけど、あたしの率直な感想としては、わからん、の一言に尽きると思う。
駒はちょっと揺らいでたし、でも回り続けそうだったし、真実をみせないままエンドロールは流れた。しかし、ここで重要なのは、ディカプリオさんがそれを確かめずに子供達に駆け寄ったこと、だと思う。
映画の中で、<現実>か<夢>かという問いは、ストーリーの要になっていたと思う。
なぜなら、最後までミッション成功を邪魔するモルは、それがわからなかったから死んだ。
モルを死なせたことがコブの最大の罪の意識であり、彼の人生の、つまりこの映画の要だった。
死なせる原因となった、コブがモルに行ったインセプション。
それをせざるを得なかったのも、<現実>へ戻るため。
常に、realityはdreamよりも守るべきもの、いるべき場所だった。
でも最後に、コブさんは駒を一応回してみたはいいけれど、現実と夢を判別するための駒の行方を、確かめなかった。
つまり、彼は、これが現実か夢かという確認を、放棄した。どっちでもよかったわけだ。
だから、この映画のエンディングで、<現実>か<夢>かを知ろうとするのは本質ではない。と思う。
who knows?だから、どっちでもいいし、元々、これが現実か夢か真に知る方法など、ない。と思う。
どっちであるにしろ、人間が感覚で感じているだけだから。と思っている。
つまり、今現在夜中の3時半だけど、車に乗り込んで、DVDを返しにいかなきゃいけない事実は、夢だろうが現実だろうが、変わらないので、どっちでもいいということであーる。(;´Д`)
#
by cherumo
| 2011-09-05 03:31
| MOVIE